CASTブログ【第17走者:酒井俊介】
出演者でバトンしてきたリレーブログですが、一周しまして、スタッフサイドの私に回って参りました。
今回演出という立場で参加させていただいております、酒井俊介です。
今回の公演を実現するために何ヶ月も前から実行委員会として作戦会議から参加。作品の内容や方向性をあーでもない、こーでもないとメンバーと揉んで揉んで、紆余曲折あり、緑さんが紡いでくれた脚本。それが『KEISOU』です。そして僕は演出として参加することになりました。プロデューサー的にも色んな目や色んな価値感があった方がという意図もあり、緑さん、プロデューサー、そして僕。という三人で走り出しました。
今回は、お客様に届きやすくする為にどうすればいいかということを考える係だと思っていました。客観性と内視性のバランスを取る為に台本とにらめっこする毎日でした。
しかし稽古をしているとやっぱり熱が入ってしまう。思いがのってしまう。
今回の出演メンバーがとても素敵な面々で、各方面から集められた精鋭たち。そして芝居中も休憩中も皆いい顔するんです。魅力的な皆さまで、日に日に興味わくし、好きになる。
なので、皆さまをより良く見せたいという欲もドンドン湧いてしまって、稽古場でアツくなった。
するとプロデューサーから、『それだよ!それ!俊ちゃんらしさ!』
あ、そうだった。と。
大切なことを思い出したんです。遠慮なんてしてる暇なんてなかった。僕がここにいる意味。頭ではなく心が動く瞬間に正直に。
噛み合い出した稽古場は、向上心でウズウズしていた全員が走り出し、グングン前に進みました。毎日、毎分、毎秒、進化して、躍動感を増す役者陣を見ていて、もうね、ワクワクが止まらんのですよ。
そして本日劇場入りの朝です。
立ち上がっていくセットと照明、そしてスピーカーから流れる音たち。
ここで大好きな役者たちがいい顔をするのかと思うとゾクゾクする。ワクワクする。
ラゾーナ川崎プラザソル開館13周年記念公演『KEISOU』
声を大にしていいます。みんなで作ってます。アイディア出して、ダメ出ししあって、実験を繰り返して、見え方、魅せ方を試して。いろんな人のセンスで成り立ってる。
それは、プロデューサーの当初の思惑通りだったのかもしれない。
あの人やっぱりすげーな。笑
でも、みんなで作るって素晴らしい。
1人でも多く見に来てもらいたいです。
ーーー
拓未くんからの質問バトンにお答えします。
【本番前にやっているルーティーンはなんですか???】
本番の日の朝は我が子とハグ!
それが一番のカンフル剤となり、起爆剤となります。最近4歳になった娘はほっぺにチューも覚えてくれて、出がけにしてくれます。頑張れちゃいます。本気で。
僕から次の方への質問は、
【孤独だと感じる瞬間と、チームだと感じる瞬間はいつですか?】
次はどなたになるのかな?よろしくお願いいたします!!
さて、今週末から始まります!ぜひ前向きにご検討下さいませ♪